2013年の読書メーター

2013年の読書メーター
読んだ本の数:71冊
読んだページ数:17133ページ
ナイス数:309ナイス

情報を200%活かす 池上彰のニュースの学校 (朝日新書)情報を200%活かす 池上彰のニュースの学校 (朝日新書)感想
ベーシックな内容で、なおかつ説明が丁寧でわかりやすい。情報への接し方を知りたい中学生にぜひオススメしたい本。新聞のスクラップのしかたや、そこから自分の関心のありかを発見するヒントを得ることができるなど、実用的なアドバイスが満載。
読了日:12月21日 著者:池上彰
勝手にふるえてろ勝手にふるえてろ感想
過去の片思いの相手と今彼のあいだで、理想と現実を揺れ動くヨシカの内面世界に没頭できた一時間だった。やはり言葉の運び方が上手いなあと感じた。図書館で読了。
読了日:12月14日 著者:綿矢りさ
野心のすすめ (講談社現代新書)野心のすすめ (講談社現代新書)感想
林さんが言うところの「低く安定」している者のひとりである近年の私にとって一歩踏み出す力をくれる本でした。ただ、林さん本人が認めている通り、当時と現在では社会経済環境の違いもあるし、時代にあった「野心」と「努力」の使い方は各自で見つけなければ。もう一段上の安定を目標に頑張っていきたい。
読了日:11月24日 著者:林真理子
ナイトメア―心の迷路の物語ナイトメア―心の迷路の物語感想
2005年毎日での連載中に愛読していたのを思い出し購入。ただ書籍になって加筆修正されていたのもあり、当時から時がだいぶ経過したのもあり、記憶とは少し異なる話だと感じた。もしくは、当時よりは自分が女性であることや娘であることに対して幾分納得のいく方向での解決ができていたという読み手であるわたし側の変化もあるかもしれない。
読了日:11月14日 著者:小倉千加子
心はあなたのもとに心はあなたのもとに感想
読んでる最中から主人公ケンジが語るフロイト的な精神分析についていろいろと考えてしまい気分が悪くなってしまったものの最後まで通して読んだ。いまでもいろいろ考えてしまい気分が少し悪い。。ストーリーはちょっとおじさん世代に都合が良すぎる感があったけれど、主人公を通して示されている著者の経済観はしっかりと地に足がついていて共感できた。
読了日:11月4日 著者:村上龍
考えてるつもり ――「状況」に流されまくる人たちの心理学考えてるつもり ――「状況」に流されまくる人たちの心理学感想
ひとの意見や考えが状況や環境によって左右されていることについての社会心理学の本。最近、ひとの内面についての本を読んでばかりだったので、新鮮に感じた。確かに自分のここ10年のアイデンティティの変化を振り返ってみると、自分がどうこうよりも環境要因が大きいと感じる。メディアに出ているカウンセラーや臨床家にはない視点から書かれている本なので、興味のあるかたはぜひ。
読了日:10月23日 著者:サム・サマーズ
愛の夢とか愛の夢とか感想
読まず嫌いだっただけだったみたい、すごく雰囲気が好きな短編集だった。選び抜かれた言葉たちがキラキラしている作品集。
読了日:10月19日 著者:川上未映子
ここは退屈迎えに来てここは退屈迎えに来て感想
ファスト風土化する地方都市で暮らす女たちの物語。物質的には都心と同じ程度にみたされているけれど、こころは渇いている感じが全編に漂っていて、わかるなあと何度も感じ入った。
読了日:10月19日 著者:山内マリコ
女子をこじらせて女子をこじらせて感想
地方で思春期過ごした同年代の女性として共感できる部分がたくさんあった。思うに女性には自分の性欲を肯定できるタイプとできないタイプがいる。肯定できればいいものでもなくて、できたらできたである種の男性を遠ざけるし、できないならできないである種の男性を引き寄せる。過剰適応し過ぎずに適度に生きていきたらいいなと思う。
読了日:10月2日 著者:雨宮まみ
親の毒 親の呪縛親の毒 親の呪縛感想
岸田さんは母親との関係で神経症になったものの、母親が岸田さんには無関心で自分のことだけを考えて生きていることに気づいたとき解放されたとのこと。この本を読んでみて、親子関係なんてものは上手くいかないのが普通だということが理解できるようになった。原家族から早く分離独立できる人こそが地に足のついた幸せを掴んでいるなと思う。
読了日:9月4日 著者:岸田秀,原田純
「こころの居心地」がよくなる心理学―心の名医からの「生きるヒント」「こころの居心地」がよくなる心理学―心の名医からの「生きるヒント」感想
18年前の本だけれど、内容はまだ廃れてはいないし、むしろ、時代を挟んでの真理が書かれていると感じた。自分は自分と思えること、自分なりの価値観で自分の成長を評価していくことが、精神的健康の基本にある。
読了日:8月25日 著者:町沢静夫
「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)感想
再読。二度目なのに新たな発見がたくさん。要は、理性に依存しすぎることなく、心と身体をも総合的に使うことこそが、生き物としての条理ということ。あるべき自己へ向けて鍛錬するのではなく、あるがままの自己を認める。自己形成のイメージを変えるのが治療上大切。
読了日:8月11日 著者:泉谷閑示
「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)感想
「楽しさを演出する時代」に生きている私たち。「やらなければならない」ことをも「楽しんでやれ」と条件付けされる。それが「好きでなければやらなくてもよいという考えへ転換されていく。離職率も上がるわけだよなあ、ふむふむ。「生きていくには働くのが一番簡単な道」「本当に楽しいことは人に話す必要はない」という主張は完全に同意。「狭い範囲で選ぼうとしていないか?」「社会はこれからどうなっていくのか?」という視点を持つことの大切さ。人は働くために生きているわけではない、当たり前のことが新鮮な切り口で書かれている本でした。
読了日:8月3日 著者:森博嗣
図解でわかるはじめての自己分析―いまの自分が見えてくる心理学図解でわかるはじめての自己分析―いまの自分が見えてくる心理学感想
現代はアイデンティティ拡散の時代らしい。モラトリアムを維持しながら自己実現を求め続ける「プロテウス型人間」。わたしも当てはまるなあと思った。この本ではモラトリアムの積極的側面についても触れられているので、モラトリアムなかなか抜けられないなあとか何か悩んでいる人にはおすすめです、ただの適応戦略なのかもしれないです、モラトリアムは。
読了日:8月3日 著者:榎本博明
社会人のための「本当の自分」づくり (講談社+α新書)社会人のための「本当の自分」づくり (講談社+α新書)感想
それぞれの「自己物語」を人は生きている。だから物語が変われば自分も変わる、という自己心理学の本。平易な言葉で普通の大人が言ってくれない有効なアドバイスがたくさんあり、思わずノート化しました。自己心理学はもう少しいろいろな本を読みこんで考察の糧にしていく予定。
読了日:7月20日 著者:榎本博明
銀婚式銀婚式感想
主人公の高澤は都内の公立進学校出身の努力家型エリートで、初恋の女性と結婚した純情派。だが、勤務先の倒産や離婚などの出来事が起き、順風満帆な人生は次第に波乱含みに。最後は地方の私大の教授に収まる。それも見る人が見れば「都落ち」なのかもしれないが、高澤の人生は、「ふつうのひと」の人生だと私は思うし、苦難に陥ったときに、そっと手を差し伸べてくれる他人がいたことが、生きていく上での希望を感じさせてくれると思った。
読了日:7月14日 著者:篠田節子
無理している人ほど傷つきやすい―満足と不満の心理学無理している人ほど傷つきやすい―満足と不満の心理学感想
胸に刺さる言葉がたくさんあった。私もまた甘えていただけなんだろうな、と反省。負けを認めることができれば、適切な目標を持てるようになるので、適度な勝負をし、適度な達成感を得ることができるようになる。
読了日:7月13日 著者:加藤諦三
アニバーサリーアニバーサリー感想
窪 美澄さんの著書3冊目。前作に続き、家族と性を描くのが上手くて、一気に読んでしまった。読ませる作品。マタニティスイミングの指導員の晶子と機能不全家族に育った真菜。出産と育児は「終わっていく世界」をつなげていくものなのかもしれない。
読了日:7月13日 著者:窪美澄
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる感想
働き方というよりは「生き方」全般について多くの示唆に富んだ本でした。一昔前は、正社員で定年まで1つの仕事をするのがメインストリームだったけれども、これからは、経済社会環境の変化にどう適応するかによって、海外で働いたり、または、国内外問わずミニマムな生活を選んだりと、人の生き方は多様になっていく。私は今のところ、ミニマムな暮らしを選んで実践しているけれど、40代50代になってからの自分の暮らしは思い描けていない。なので、今後の生き方の参考文献として本書を入れておくことにしました。
読了日:7月9日 著者:ちきりん
恋愛嫌い (集英社文庫)恋愛嫌い (集英社文庫)感想
恋愛至上主義に馴染めない女性たち3人の物語。日常の中で感じていたことが上手に言語化されていて、かなり共感できる話でした。著者は30代なのかな?と思いきや違っていて少し意外でした。ほかの作品も読んでいく予定。
読了日:7月9日 著者:平安寿子
100円で作れる「糖質オフ」やせるレシピ100円で作れる「糖質オフ」やせるレシピ感想
糖質制限のレシピはたくさん出ているけれど、身近で低コストな材料で簡単にできるレシピを探していたので、こちらを選択。調理の手順も凝りすぎていないし、美味しい。良書。
読了日:6月29日 著者:比江島欣慎
キャリアポルノは人生の無駄だ (朝日新書)キャリアポルノは人生の無駄だ (朝日新書)感想
自己啓発本の無意味さと日本独特の労働観の弊害についての本。タイトルの珍しさと裏腹に至って普通のことが普通に書いてあった。たとえば、行動が伴わなければ目標は達成できないなど。ただ、勝手に思うに、キャリアポルノにハマるかどうかは別として、自分を変えたいとかある程度は経済的社会的に成功したいという欲望を持つのは悪いことではない。努力の方向性と習う先生選びがポイントかなと思う。
読了日:6月27日 著者:谷本真由美(@May_Roma)
タニタとつくる美人の習慣タニタとつくる美人の習慣感想
優れた栄養学の本。良質の油をとり、白いものを避けるのが基本。発酵食品や海苔などを取り入れること。体脂肪率は21パーセント以上を目標に。
読了日:6月27日 著者:株式会社タニタ,細川モモ
絶対貧困絶対貧困感想
開発経済学」的な上から外から目線の発想の限界を感じていた過去の自分に読ませてあげたかったなあと思った。10年前に読みたかった本。でも10年前には存在していなかった本でもある。。著者の視点の置き方が上からでも外から目線でも無く、貧困者の視点に一度降りた上で成り立っていて、この人、マーケティングが上手いだけじゃなくて芯が優しい人でもあるんだなとしみじみ感じた。他の著作も読んでいく予定。
読了日:6月12日 著者:石井光太
下に見る人下に見る人感想
差別や選民意識についてのエッセイ集。一気に夢中で読了。なんやかんやいって、人は人を上下関係として捉えてしまいがちなんだよなあと色々な場面を思い出しながら読んだ。ただ、人間って多面的だから、何かの要素で下と見られていたにしても、どこかでは上だったりするもので、正社員だからっていい気になって派遣の人を軽んじる発言をする人をみてなんだかなと思った今日でありました。でも、それって、結局、不安がベースにあるですよね、自分もいつかそうなるかもしれない不安。他人に対する認識って、自分の内面と地
読了日:5月19日 著者:酒井順子
「保険に入ろうかな」と思ったときにまず読む本「保険に入ろうかな」と思ったときにまず読む本感想
すごい良書。ライフスタイル別にわけられた保険についてのこれだけ豊富な情報をまとめて読めて、すごくお得でした。同じ内容をFPや人から聞いて仕入れるのはコスト的にも時間的にも無理なはず。保険に入るメリット(税制優遇措置を受けられる、まさかの事態に預貯金だけでは不足できる額をカバーできること、の2点)や保険料は手取り額の1割以下に抑えることなど、基礎的な知識も明確に書いてあって良心的な本。
読了日:5月17日 著者:竹下さくら
上京十年 (幻冬舎文庫)上京十年 (幻冬舎文庫)感想
一番好きなのは、手紙を書いて敷金を取り返した話。自分で稼いだお金を言われるままに諦めたくない、でも電話する勇気はないから手紙を書いて、っていう考え方が、弱まってるときの自分に似てる気がして、なんだか親近感を感じました。
読了日:5月16日 著者:益田ミリ
シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメシモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ感想
通訳・翻訳家の田丸久美子さんのエッセイ。イタリア人の恋愛観がわかる。私にとってのイタリア人のイメージって、オーストラリアで出会ったバツイチの40代だけだけれど、このエッセイを読んでみて「ありうる、ありうる♪」と思った。異性にどうしてそこまでパワーを注げるのか私には理解不能だけれど、合理性重視の発想を捨てたラフで自由な雰囲気を感じた読書タイムでした。
読了日:5月16日 著者:田丸公美子
愛蔵版 グレート・ギャツビー愛蔵版 グレート・ギャツビー感想
映画の公開を前に再読。まるで甘いカクテルを飲んでいるかのような美しい翻訳。ただ、正直、好きか嫌いかと言われたら好きではないし、いくら素晴らしくても、やはり人には好みというものがあるよな、と村上春樹さんの翻訳を読む度に思う。なぜこれが多くの人に好まれるのかは理解できるけれど、私のような庶民には素敵すぎて痒すぎる感じがする。。
読了日:5月16日 著者:フランシス・スコットフィッツジェラルド,村上春樹
投資信託にだまされるな!—本当に正しい投信の使い方投資信託にだまされるな!—本当に正しい投信の使い方感想
まっとうな投資信託解説書。ノーロードのインディックス投信をネット証券で購入するのがコスト的には一番という結論。ETFは初期投資額が投信より大きいだけで総合的にはお得。分散投資ドルコスト平均法などのススメもあり、一般的かつ王道な内容。
読了日:5月8日 著者:竹川美奈子
35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画感想
「みんな一緒」の成長社会から「それぞれ一人ひとり」の成熟社会へと変化したことで、生きるのにも戦略的なプランが必要になったという趣旨。成熟社会の手本はヨーロッパとのことで、フランスの「アール・ド・ヴィーヴィル」という信条が紹介されている。また、クリティカルシンキング、演技すること、単なる記憶力ではなく現実世界と繋がった世界観を持ちながら勉強することの大切さなどにも触れられている。
読了日:5月8日 著者:藤原和博
幸福について―人生論 (新潮文庫)幸福について―人生論 (新潮文庫)感想
積ん読していたのをようやく読了。快楽を求めるのではなく苦痛のないことを求めること。汝自身を知ること。などなど、古典からの引用が多く、自分のあり方を振り返る機会になった。マーカーたくさん。
読了日:5月4日 著者:ショーペンハウアー
仕事と幸福、そして人生について仕事と幸福、そして人生について感想
全然期待していなかったのに、気づいたら夢中になって読んでいて、読み終わってからさらにもう1度通して読んだ。こんなに納得できた人生論を始めてで、付箋がたくさんになりすぎてしまった。私にとっても、仕事と余暇は分離できるものではなく一体なのだと思った。
読了日:4月30日 著者:ジョシュア・ハルバースタム
会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール感想
ここ数年の経験のなかで学んだことがたくさん書かれていて、読んでいて良い復習タイムになった。仕事の選び方と人間関係が大事。特に、メディアの言説をそのまま信じてしまい、報酬よりもやりがいなどに重点を置いてしまったり、上司のリップサービスに反応してしまう人はけっこう今の世の中で存在していると思う。一読の価値あり。
読了日:4月27日 著者:福沢恵子,勝間和代
すべては「単純に!」でうまくいくすべては「単純に!」でうまくいく感想
もの、お金、時間、健康、人間関係、パートナー、そして自分自身という分類に従って、シンプルな生き方のコツ・知恵について述べている本。1冊で様々な面についてまとめて考えられるのでお得。
読了日:4月27日 著者:ローター・J・ザイヴァート,ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー
働くオンナの処世術 〜輝かない がんばらない 話を聞かない〜 (日経WOMAN選書)働くオンナの処世術 〜輝かない がんばらない 話を聞かない〜 (日経WOMAN選書)感想
日経ウーマンオンライン連載の書籍化。寝る前に少しずつ読んでいたのだけれど、ハッとする考え方がちらほらあって、目が冴えてしまったりしたので、夜はあまり読まない方がよいかも。帯にあるように「がんばりすぎてしまう」人におススメ。肩の力を抜いたとき、程よいライフスタイルが見つかると私も思います。
読了日:4月25日 著者:深澤真紀
税金のことがわかる基礎の基礎講座税金のことがわかる基礎の基礎講座感想
タイトル通り、税についての基礎がわかる本。こんなにわかりやすい本は始めてで、興味があるなら中学生くらいからおススメできる本です。語り口も優しく、章末についているまとめも簡潔で見事。ただ、かなり古い本なので、すでに変わっている税法もあるし、改訂版が待ち遠しいです。良書。
読了日:4月20日 著者:塩沢修平,マネー経済プロジェクトチーム
32歳までに知らないとヤバイお金の話32歳までに知らないとヤバイお金の話感想
人生80年時代。平均寿命が急激に伸びたことにシステムがおいつていいけれいないことから生じる問題がちらほら。健康保険や雇用保険生活保護や各種手当など、民間の保険に入る前に、日本にはたくさんの公的なセーフティネットがある。これらの存在を知り、活用することが大事。ひとりで抱え込まずにまずは相談すること。良書です。
読了日:4月19日 著者:岡崎充輝
貯まる生活―見えない未来にそなえる家計マネジメント術貯まる生活―見えない未来にそなえる家計マネジメント術感想
取り立てて珍しいことが書いてあるわけではないけれど、たまにこのジャンルの本を読みたくなってしまうので図書館で貸出。しかし、3人家族で食費が月額7万円って、どれだけ無駄が多い家庭なんだよ?!と、本書のモデルケースにツッコミを入れておく。とりあえず10年間の収支計画を立てることにした。
読了日:4月13日 著者:林總
中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇感想
ギリシャ神話を題材とした絵画の解説本。カラーで綺麗。美術館からの帰り道、電車のなかで夢中で読んでしまった。
読了日:4月13日 著者:中野京子
「自分のために生きていける」ということ―寂しくて、退屈な人たちへ「自分のために生きていける」ということ―寂しくて、退屈な人たちへ感想
この本を読んで、未だに「家」幻想に染まっている年老いた人たちの気持ちが理解できるようになった。明治以降、「個の自立」という思想が流入して以降も、日本では家幻想を中心とした共依存的な「優しい暴力」が子供たちを毒し傷つけてきたことがよくわかったし、私もまたその影響を少なからず受けてきたことも自覚できた。
読了日:4月7日 著者:斎藤学
わたしは甘えているのでしょうか?27歳・OLわたしは甘えているのでしょうか?27歳・OL感想
2006年出版なので内容的に少し古いけれど、村上龍が読者からの質問に端的に答えている。あんまり身になる質問は無かったかなあ。
読了日:4月6日 著者:村上龍
勝ち続ける意志力 (小学館101新書)勝ち続ける意志力 (小学館101新書)感想
プロゲーマーの梅原大吾さんの勝負哲学についての本。変化し続けること、成長し続けることの大切さについて教えられた。私にとっては新鮮な言葉が満載で、一気に大ファンになってしまった。すでに3回繰り返し読んでメモ化もした。しばらくしたらまた読みたい。
読了日:4月5日 著者:梅原大吾
文章のみがき方 (岩波新書)文章のみがき方 (岩波新書)感想
文章力を磨くためのコツが1項目ごとに数ページずつ書かれている。基本的だけれど忘れがちなことがたくさん書かれていて、とても有難い気がした。
読了日:4月3日 著者:辰濃和男
入社1年目から使える「評価される」技術入社1年目から使える「評価される」技術感想
相手の自己重要感を満たすことの大切さについて書かれた本。当たり前の事といえば当たり前なのかもしれないけれど、実際の職場でこれができている人は本当に少ないと感じる。思い起こせば私も前の職場で「すべては上司の評価次第」だという当たり前のことをしばし忘れていたなぁと思う。やりたいことがあって人間関係で損をしたくない人にぜひ。
読了日:3月29日 著者:横山信治
できる人の超速★勉強法 (中経の文庫)できる人の超速★勉強法 (中経の文庫)感想
再読。文庫でコンパクトにまとまっているので、勉強の合間にモチベーションを保つために読むのが合っている本。また何ヶ月かしたら再読する予定。
読了日:3月29日 著者:安河内哲也
つくりおきおかずで朝つめるだけ!弁当 決定版 (別冊エッセ)つくりおきおかずで朝つめるだけ!弁当 決定版 (別冊エッセ)感想
4月からのお弁当生活開始に向けて購入。どれも1週間は冷蔵庫でもつ料理みたいなので、週末にまとめて作って使いまわしてみる予定。
読了日:3月27日 著者:小田真規子
女装する女 (新潮新書)女装する女 (新潮新書)感想
現代の日本女性の生態を消費の面から10のキーワードで読み解いていく。読みながら思わず自己分析せずにはいられない本。私の場合、当てはまったのは、表現する女、ロハス・エコな女、デイリー・エクササイズな女かなと思う。すべてのキーワードに最低ひとりは当てはまる人を見つけた。
読了日:3月27日 著者:湯山玲子
増補版 アサーティブ増補版 アサーティブ感想
再読。素直な自己表現をすることでより自由な自分になるための技術の集大成、それが「アサーティブ」なコミュニケーションだということを再確認。事例が豊富で、心の置き方についての言及もあって、すごく実践的。何ども繰り返し読んで血肉としたい。
読了日:3月26日 著者:岩舩展子,渋谷武子
快楽上等!  3.11以降を生きる快楽上等! 3.11以降を生きる感想
インテリジェンス溢れる対談集。ネオリベフェミニズムの違いと勝間和代さんに関する意見を読んで違和感の違いが言語化できるようになった。恥ずかしながら私は湯山玲子さんの存在を本書で知ったのだけれど、こんな頭のいい人がいたんだ♪と感動しました。他の本も読んでみる予定。
読了日:3月23日 著者:上野千鶴子,湯山玲子
一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))感想
具体的なことを期待している人にはおススメしない。「自分のことを書きなさい、ただし少しだけ楽しい嘘をついて」(p182)という最後の言葉が印象に残った。
読了日:3月23日 著者:高橋源一郎
国境の南、太陽の西 (講談社文庫)国境の南、太陽の西 (講談社文庫)感想
食わず嫌いの村上春樹の作品をようやく読了。全編に漂う浮遊感と空虚感にやられてしまい少し憂うつな気分になった。ただ、この「さまよえる孤独な感覚」こそが村上春樹の作品の魅力なのだろうし、多くの人たちが共感する部分なのだろうと思う。私も現代人の一人としてその感覚を理解できる。それがわかっただけでも読んだ甲斐があった。
読了日:3月23日 著者:村上春樹
本当に正しい大人のスキンケア―美容皮膚科医が教える美肌テクニック本当に正しい大人のスキンケア―美容皮膚科医が教える美肌テクニック感想
皮膚科医の吉木伸子さんの本。専門家から見た正しいスキンケアってどうなんだろう?と疑問に思ったので読んでみました。メイク落としはクリームタイプを、化粧水はビタミンC誘導体入りを、美容液はセラミド入りを、ファンではパウダー優先でなど。ただ、乳液はいらず美容液だけでイイっていうのは違う主張をしている人がいたりして迷うところ。どっちが正解なんだろう。
読了日:3月23日 著者:
結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日 (幻冬舎文庫)結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日 (幻冬舎文庫)感想
30代の女性の気苦労や悩みを淡々と短い言葉とシンプルな絵で描いている作品。すごく共感できた。親族の介護や自分の老化について悩んだり。また女性を子産みマシーンとしてしか見ていないマザコン気味の男って確かにいるし、登場人物が妙にリアルでしんみりしました。
読了日:3月16日 著者:益田ミリ
ポストモラトリアム時代の若者たち (社会的排除を超えて)ポストモラトリアム時代の若者たち (社会的排除を超えて)感想
「モラトリアムなきモラトリアム(青年期)」を本書ではポストモラトリアムと定義している。ゆっくりと人間性を深めるための時間よりも、将来の就職に焦点を当てた「有益な」助言や施策があふれている今日の状況を生きる若者について書かれた本。20代の頃の自分の心象とそっくりな記述がたくさんあって、当時のことがフラッシュバックしてきた。
読了日:3月10日 著者:村澤和多里,山尾貴則,村澤真保呂
12パターンで書ける英語の日記12パターンで書ける英語の日記感想
英語で日記やメモを書くための本。以前トライしてみたけれど、続かなったな、英語日記。。簡単に短く書く、ということを続けていけばいいだけなのだな。
読了日:3月9日 著者:高橋文子
話すための英語―ニュース・ビジネス英語実践編〈2〉 (CDブック)話すための英語―ニュース・ビジネス英語実践編〈2〉 (CDブック)感想
ビジネスに関する短文とその音声が入っている。シンプルな作りだけれど、この本のメソッドって強力だと思った。5月にTOEICを久しぶりに受けるので、勉強に使うことに。購入予定。
読了日:3月8日 著者:井上一馬
第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい感想
適応性無意識(一気に結論に達する脳の働き)とそのひらめきを邪魔するものについての本。まず輪切りの力。今までは15分の観察や面接でなにがわかるのかわからなかったけれど、けっこうなことがわかるんだなと思った。ただ、本書にあるようにわからないこともあるにはあるけれど。
読了日:3月8日 著者:マルコム・グラッドウェル
4分5秒で話は決まる ビジネス成功のための印象戦略 (朝日新書)4分5秒で話は決まる ビジネス成功のための印象戦略 (朝日新書)感想
人の印象はパッと見での「5秒の短期的な印象」と続く「永続的な印象」で決まるという本。うなずきは回数そのものよりも「深さ」が重要。4分の病院の待ち時間に読了。
読了日:3月6日 著者:山川碧子
イラッとされないビジネスマナー社会常識の正解イラッとされないビジネスマナー社会常識の正解感想
社会人としての心構え、ビジネスマナーの基本、社会人としての人付き合い、自分のつくりかた、そして、会社とお金の常識と5章に分かれている。これ1冊で日本の会社でやっていくための基本のインディックスができるようになっていて、すごく便利だった。日本の会社特有の新人のありかたを学ぶのに最適。忘れたくない部分はコピーして保存することにした。
読了日:3月5日 著者:
誰からも「気がきく」と言われる45の習慣誰からも「気がきく」と言われる45の習慣感想
要は、何事も「相手ありき」を忘れないこと。自己中心的にならないこと。ダメな上司の例に以前の上司の特徴が当てはまっていて、思わず深く頷いた。今の私に必要な事がたくさん書かれていたので購入決定(苦笑)。
読了日:3月3日 著者:能町光香
パーフェクト・リタイヤパーフェクト・リタイヤ感想
久しぶりに藤堂志津子さんの短編集を読んでみた。相変わらず安定感があって読みやすい。出てくる登場人物は女性ばかり。私生活と感情生活が饒舌に描かれている。玉の輿に乗りエステと出張ホストに明け暮れる優雅な生活を送る咲木子、夫婦で経営するデザイン事務所に勤務しつつ旦那と浮気をしている育子、猫付きの男と同棲している画家鮎子、愛犬ジョンとふたりで暮らす由未子、そして、定年まであと6日を残す布沙子。どの主人公も愛おしい。
読了日:3月1日 著者:藤堂志津子
55歳からのハローライフ55歳からのハローライフ感想
50代を主人公とした5篇の中編集。第1作目の結婚相談所が一番じんときた。年代は違うけれど同じ女性として主人公志津子の気持ちも、結婚しないという決断の深みも痛いくらいに理解できた。ペットロスとトラベルヘルーも泣かせる。
読了日:3月1日 著者:村上龍
空の拳空の拳
読了日:2月23日 著者:角田光代
血糖値が下がる糖質制限食のすべて (主婦の友生活シリーズ)血糖値が下がる糖質制限食のすべて (主婦の友生活シリーズ)感想
本屋で類似書を見比べて購入。1冊で理論とレシピまで理解できるのでお得。あとは実践あるのみ。がんばろう♪
読了日:2月16日 著者:
玉蘭玉蘭感想
仕事も恋も上手くいかずに東京での生活を捨て上海へ留学する有子。そこに大叔父の幽霊が現れて。中国に興味が湧いてきて読んでみた1冊。異国情緒溢れる描写にはひきこまれたものの、全体としてまとまりに欠けているように感じたのは私だけなのだろうか。読書メーターによると違うらしいことがわかって少し安心した。
読了日:2月12日 著者:桐野夏生
「婚活」現象の社会学 日本の配偶者選択のいま「婚活」現象の社会学 日本の配偶者選択のいま感想
恋愛感情と経済生活という積み荷が重くなりすぎて結婚率が上がらない日本。対して、経済生活をある程度諦め恋愛感情を重視しているアメリカ、そして、恋愛感情よりも経済生活を重視している中国。日本はどちらの方向へもシフトできずにいるという現状。どうなることやら。。(もちろん自分も含めて。)
読了日:2月11日 著者:山田昌弘
何者何者感想
直木賞受賞も納得の面白さと描写力でした。私が就活してた頃はまだSNSツイッターも無かったので、まだ平和だったのかもなぁと思ったりも。でも、胸に突き刺さった言葉がいくつかあって、観察者に安住しているのではなく、格好が悪くても痛くても向き合って生きていくしか道はないんだなと思ったり。他の作品も読んでみたくなりました。
読了日:2月6日 著者:朝井リョウ
スタンフォードの自分を変える教室スタンフォードの自分を変える教室感想
意志力による自己コントロールについての本。これ1冊読めばけっこうな知恵が得られると思う。私も目標が見つかったので実行してみる予定。章末にまとめがついているので頭を整理するのにちょうど良かった。
読了日:1月23日 著者:ケリー・マクゴニガル
シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わうシンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう感想
2年くらい前に流行った本。目新しいことを提唱しているわけではないけれど、文章が文学的で美しいところが他の類似本と異なるところかもしれない。古典からの引用も印象的な一冊。
読了日:1月19日 著者:ドミニックローホー
マリアージュ・マリアージュ