2013年8月の読書メーター

8月は4冊のみ。心理系多し。昨年までは文字通り多読していて、あまり深くは読めていなかったなとここにきて感じる。仕事やそのほかの勉強や趣味へも時間を配分したいし、読書に関しては月に多くても5冊読めば十分だと今は思う。このペースで以降もいく予定。

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:897ページ
ナイス数:13ナイス

「こころの居心地」がよくなる心理学―心の名医からの「生きるヒント」「こころの居心地」がよくなる心理学―心の名医からの「生きるヒント」感想
18年前の本だけれど、内容はまだ廃れてはいないし、むしろ、時代を挟んでの真理が書かれていると感じた。自分は自分と思えること、自分なりの価値観で自分の成長を評価していくことが、精神的健康の基本にある。
読了日:8月25日 著者:町沢静夫
「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)感想
再読。二度目なのに新たな発見がたくさん。要は、理性に依存しすぎることなく、心と身体をも総合的に使うことこそが、生き物としての条理ということ。あるべき自己へ向けて鍛錬するのではなく、あるがままの自己を認める。自己形成のイメージを変えるのが治療上大切。
読了日:8月11日 著者:泉谷閑示
「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)感想
「楽しさを演出する時代」に生きている私たち。「やらなければならない」ことをも「楽しんでやれ」と条件付けされる。それが「好きでなければやらなくてもよいという考えへ転換されていく。離職率も上がるわけだよなあ、ふむふむ。「生きていくには働くのが一番簡単な道」「本当に楽しいことは人に話す必要はない」という主張は完全に同意。「狭い範囲で選ぼうとしていないか?」「社会はこれからどうなっていくのか?」という視点を持つことの大切さ。人は働くために生きているわけではない、当たり前のことが新鮮な切り口で書かれている本でした。
読了日:8月3日 著者:森博嗣
図解でわかるはじめての自己分析―いまの自分が見えてくる心理学図解でわかるはじめての自己分析―いまの自分が見えてくる心理学感想
現代はアイデンティティ拡散の時代らしい。モラトリアムを維持しながら自己実現を求め続ける「プロテウス型人間」。わたしも当てはまるなあと思った。この本ではモラトリアムの積極的側面についても触れられているので、モラトリアムなかなか抜けられないなあとか何か悩んでいる人にはおすすめです、ただの適応戦略なのかもしれないです、モラトリアムは。
読了日:8月3日 著者:榎本博明

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