2013年7月の読書メーター

7月に読んだのは6冊。仕事が変わってから読書のペースも落ちたけれども、このくらいがちょうどよいのだと思う。

2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1597ページ
ナイス数:25ナイス

社会人のための「本当の自分」づくり (講談社+α新書)社会人のための「本当の自分」づくり (講談社+α新書)感想
それぞれの「自己物語」を人は生きている。だから物語が変われば自分も変わる、という自己心理学の本。平易な言葉で普通の大人が言ってくれない有効なアドバイスがたくさんあり、思わずノート化しました。自己心理学はもう少しいろいろな本を読みこんで考察の糧にしていく予定。
読了日:7月20日 著者:榎本 博明
銀婚式銀婚式感想
主人公の高澤は都内の公立進学校出身の努力家型エリートで、初恋の女性と結婚した純情派。だが、勤務先の倒産や離婚などの出来事が起き、順風満帆な人生は次第に波乱含みに。最後は地方の私大の教授に収まる。それも見る人が見れば「都落ち」なのかもしれないが、高澤の人生は、「ふつうのひと」の人生だと私は思うし、苦難に陥ったときに、そっと手を差し伸べてくれる他人がいたことが、生きていく上での希望を感じさせてくれると思った。
読了日:7月14日 著者:篠田 節子
無理している人ほど傷つきやすい―満足と不満の心理学無理している人ほど傷つきやすい―満足と不満の心理学感想
胸に刺さる言葉がたくさんあった。私もまた甘えていただけなんだろうな、と反省。負けを認めることができれば、適切な目標を持てるようになるので、適度な勝負をし、適度な達成感を得ることができるようになる。
読了日:7月13日 著者:加藤 諦三
アニバーサリーアニバーサリー感想
窪 美澄さんの著書3冊目。前作に続き、家族と性を描くのが上手くて、一気に読んでしまった。読ませる作品。マタニティスイミングの指導員の晶子と機能不全家族に育った真菜。出産と育児は「終わっていく世界」をつなげていくものなのかもしれない。
読了日:7月13日 著者:窪 美澄
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる感想
働き方というよりは「生き方」全般について多くの示唆に富んだ本でした。一昔前は、正社員で定年まで1つの仕事をするのがメインストリームだったけれども、これからは、経済社会環境の変化にどう適応するかによって、海外で働いたり、または、国内外問わずミニマムな生活を選んだりと、人の生き方は多様になっていく。私は今のところ、ミニマムな暮らしを選んで実践しているけれど、40代50代になってからの自分の暮らしは思い描けていない。なので、今後の生き方の参考文献として本書を入れておくことにしました。
読了日:7月9日 著者:ちきりん
恋愛嫌い (集英社文庫)恋愛嫌い (集英社文庫)感想
恋愛至上主義に馴染めない女性たち3人の物語。日常の中で感じていたことが上手に言語化されていて、かなり共感できる話でした。著者は30代なのかな?と思いきや違っていて少し意外でした。ほかの作品も読んでいく予定。
読了日:7月9日 著者:平 安寿子

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