2013年5月の読書メーター

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2005ページ
ナイス数:17ナイス

下に見る人下に見る人感想
差別や選民意識についてのエッセイ集。一気に夢中で読了。なんやかんやいって、人は人を上下関係として捉えてしまいがちなんだよなあと色々な場面を思い出しながら読んだ。ただ、人間って多面的だから、何かの要素で下と見られていたにしても、どこかでは上だったりするもので、正社員だからっていい気になって派遣の人を軽んじる発言をする人をみてなんだかなと思った今日でありました。でも、それって、結局、不安がベースにあるですよね、自分もいつかそうなるかもしれない不安。他人に対する認識って、自分の内面と地
読了日:5月19日 著者:酒井 順子
「保険に入ろうかな」と思ったときにまず読む本「保険に入ろうかな」と思ったときにまず読む本感想
すごい良書。ライフスタイル別にわけられた保険についてのこれだけ豊富な情報をまとめて読めて、すごくお得でした。同じ内容をFPや人から聞いて仕入れるのはコスト的にも時間的にも無理なはず。保険に入るメリット(税制優遇措置を受けられる、まさかの事態に預貯金だけでは不足できる額をカバーできること、の2点)や保険料は手取り額の1割以下に抑えることなど、基礎的な知識も明確に書いてあって良心的な本。
読了日:5月17日 著者:竹下 さくら
上京十年 (幻冬舎文庫)上京十年 (幻冬舎文庫)感想
一番好きなのは、手紙を書いて敷金を取り返した話。自分で稼いだお金を言われるままに諦めたくない、でも電話する勇気はないから手紙を書いて、っていう考え方が、弱まってるときの自分に似てる気がして、なんだか親近感を感じました。
読了日:5月16日 著者:益田 ミリ
シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメシモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ感想
通訳・翻訳家の田丸久美子さんのエッセイ。イタリア人の恋愛観がわかる。私にとってのイタリア人のイメージって、オーストラリアで出会ったバツイチの40代だけだけれど、このエッセイを読んでみて「ありうる、ありうる♪」と思った。異性にどうしてそこまでパワーを注げるのか私には理解不能だけれど、合理性重視の発想を捨てたラフで自由な雰囲気を感じた読書タイムでした。
読了日:5月16日 著者:田丸 公美子
愛蔵版 グレート・ギャツビー愛蔵版 グレート・ギャツビー感想
映画の公開を前に再読。まるで甘いカクテルを飲んでいるかのような美しい翻訳。ただ、正直、好きか嫌いかと言われたら好きではないし、いくら素晴らしくても、やはり人には好みというものがあるよな、と村上春樹さんの翻訳を読む度に思う。なぜこれが多くの人に好まれるのかは理解できるけれど、私のような庶民には素敵すぎて痒すぎる感じがする。。
読了日:5月16日 著者:フランシス・スコット フィッツジェラルド,村上春樹
投資信託にだまされるな!—本当に正しい投信の使い方投資信託にだまされるな!—本当に正しい投信の使い方感想
まっとうな投資信託解説書。ノーロードのインディックス投信をネット証券で購入するのがコスト的には一番という結論。ETFは初期投資額が投信より大きいだけで総合的にはお得。分散投資ドルコスト平均法などのススメもあり、一般的かつ王道な内容。
読了日:5月8日 著者:竹川 美奈子
35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画感想
「みんな一緒」の成長社会から「それぞれ一人ひとり」の成熟社会へと変化したことで、生きるのにも戦略的なプランが必要になったという趣旨。成熟社会の手本はヨーロッパとのことで、フランスの「アール・ド・ヴィーヴィル」という信条が紹介されている。また、クリティカルシンキング、演技すること、単なる記憶力ではなく現実世界と繋がった世界観を持ちながら勉強することの大切さなどにも触れられている。
読了日:5月8日 著者:藤原 和博
幸福について―人生論 (新潮文庫)幸福について―人生論 (新潮文庫)感想
積ん読していたのをようやく読了。快楽を求めるのではなく苦痛のないことを求めること。汝自身を知ること。などなど、古典からの引用が多く、自分のあり方を振り返る機会になった。マーカーたくさん。
読了日:5月4日 著者:ショーペンハウアー

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