2013年5月13日 - 2013年5月19日の読書メーター

読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1236ページ

■下に見る人

下に見る人下に見る人
酒井 順子

角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-11-30
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差別や選民意識についてのエッセイ集。一気に夢中で読了。なんやかんやいって、人は人を上下関係として捉えてしまいがちなんだよなあと色々な場面を思い出しながら読んだ。ただ、人間って多面的だから、何かの要素で下と見られていたにしても、どこかでは上だったりするもので、正社員だからって派遣の人を軽んじる発言をする人をみてなんだかなと思った今日でありました。でも、その種の「比較」って、結局、不安がベースにある、自分もいつかそうなるかもしれない不安。他人に対する認識って、自分の内面と地続きだと思った。
読了日:05月19日 著者:酒井 順子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28882608

■「保険に入ろうかな」と思ったときにまず読む本

「保険に入ろうかな」と思ったときにまず読む本「保険に入ろうかな」と思ったときにまず読む本
竹下 さくら

日本経済新聞出版社 2011-07-14
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すごい良書。ライフスタイル別にわけられた保険についてのこれだけ豊富な情報をまとめて読めて、すごくお得でした。同じ内容をFPや人から聞いて仕入れるのはコスト的にも時間的にも無理なはず。保険に入るメリット(税制優遇措置を受けられる、まさかの事態に預貯金だけでは不足できる額をカバーできること、の2点)や保険料は手取り額の1割以下に抑えることなど、基礎的な知識も明確に書いてあって良心的な本。
読了日:05月17日 著者:竹下 さくら
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28809904

■上京十年 (幻冬舎文庫)

上京十年 (幻冬舎文庫)上京十年 (幻冬舎文庫)
益田 ミリ

幻冬舎 2007-06
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一番好きなのは、手紙を書いて敷金を取り返した話。自分で稼いだお金を言われるままに諦めたくない、でも電話する勇気はないから手紙を書いて、っていう考え方が、弱まってるときの自分に似てる気がして、なんだか親近感を感じました。
読了日:05月16日 著者:益田 ミリ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28796884

■シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

シモネッタのデカメロン―イタリア的恋愛のススメ (文春文庫)シモネッタのデカメロン―イタリア的恋愛のススメ (文春文庫)
田丸 公美子

文藝春秋 2008-02-08
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通訳・翻訳家の田丸久美子さんのエッセイ。イタリア人の恋愛観がわかる。私にとってのイタリア人のイメージって、オーストラリアで出会ったバツイチの40代だけだけれど、このエッセイを読んでみて「ありうる、ありうる♪」と思った。異性にどうしてそこまでパワーを注げるのか私には理解不能だけれど、合理性重視の発想を捨てたラフで自由な雰囲気を感じた読書タイムでした。
読了日:05月16日 著者:田丸 公美子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28796734

■愛蔵版 グレート・ギャツビー

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)スコット フィッツジェラルド Francis Scott Fitzgerald

中央公論新社 2006-11
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映画の公開を前に再読。まるで甘いカクテルを飲んでいるかのような美しい翻訳。ただ、正直、好きか嫌いかと言われたら好きではないし、いくら素晴らしくても、やはり人には好みというものがあるよな、と村上春樹さんの翻訳を読む度に思う。なぜこれが多くの人に好まれるのかは理解できるけれど、私のような庶民には素敵すぎて痒い感じがする。。
読了日:05月16日 著者:フランシス・スコット フィッツジェラルド,村上春樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28796579


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