2012年9月の読書メーター

2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3626ページ
ナイス数:24ナイス

人を見る目がない人 (セオリーブックス)人を見る目がない人 (セオリーブックス)感想
タイトルを変えればもっとたくさんの人が手に取りそうな本。心理学の過去の研究成果がわかりやすく書かれている。
読了日:9月26日 著者:植木 理恵
結婚問題結婚問題感想
隠れた名著。もっとたくさんの人に読んで欲しい本。今の時代、結婚が幸せだと思える人ってなかなか貴重だし、むしろ苦労を背負い込むものだと思うけれど、やはり7割くらいの人がそう考えているということが統計で示されている。(といっても民間企業の統計なので母集団に問題あり。)「家族法人」という考え方が合理的で現実的で面白い。
読了日:9月25日 著者:深澤 真紀
図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!感想
再読。勉強法というよりは、やる気を出させてくれる言葉が満載で、読んでいて気分が高揚した。また時間が経ったら読み直す予定。
読了日:9月25日 著者:椋木 修三
サルビア給食室のきちんと朝ごはん (エイムック 1920)サルビア給食室のきちんと朝ごはん (エイムック 1920)感想
朝食のレシピ集。朝から麺を食べるという発想はなかった。ほうれん草のパンケーキなど新鮮なレシピ満載。
読了日:9月25日 著者:ワタナベ マキ
怖い絵3怖い絵3感想
1枚の絵につき10ページ程度の美しい文章で解説してくれている本。実際に見たことのある絵画にまつわる物語を知ることができて、見る前に読んでおけたらと少し後悔。このシリーズの文庫が出たので購入する予定。
読了日:9月19日 著者:中野 京子
ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書)ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書)感想
大学教授である著者のマッチコム体験記。と同時に、上質な現代アメリカ論でもあり、恋愛論にもなっている。当初は図書館で借りて読んだけれど、読んでみてすごく楽しかったので蔵書用に購入。最終章の「大人になるということ」の言葉が身に染みる。
読了日:9月16日 著者:吉原 真里
君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか (ちくまプリマー新書)君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか (ちくまプリマー新書)感想
ダ・ヴィンチについての入門書を探していたら、偶然に発見。人物編、美術編、そして技術編の3つに分かれているので、画家としてだけでなく、科学者としてのダ・ヴィンチについても広く浅く知ることができるようになっている。最初の1冊におススメ。
読了日:9月14日 著者:布施 英利
西洋絵画のひみつ西洋絵画のひみつ感想
美術鑑賞は趣味の1つなのにも関わらず、宗教画についての知識があやふやなので読んでみました。旧約聖書新約聖書の解説から始まり、それに対応した絵画も掲載されており、わかりやすい。ギリシャ神話の登場人物別アトリビュート一覧表もついていて、これ1冊で基本事項は押さえらます。最初の1冊におススメ。
読了日:9月14日 著者:藤原 えりみ
楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス感想
アンリ・ルソーの「夢」をめぐる絵画ミステリ。作者が学芸員だった過去が存分に活かされた作品で、美術ファンなら細部まで楽しめるはず。ただ、織絵がシングルマザーになったまでの経緯を納得させられるだけの心理描写がなかったと思う。山本周五郎賞受賞作。
読了日:9月13日 著者:原田 マハ
本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)
読了日:9月6日 著者:平野 啓一郎
鍵のない夢を見る鍵のない夢を見る感想
第147回直木賞受賞作。辻村深月さんは相変わらず痛いところを付いてくるなと思いました。誰か既に書いていそうで、実は誰も書いていなかった、地方在住女性の閉塞感と悲壮感が余すところなく描かれている。「美弥谷団地の逃亡者」での出会い系で知り合った恋人にDVを受ける高卒の主人公の内面描写や、「芹葉大学の夢と殺人」に出てくる美術教師である主人公の母親が言う台詞「現実的に夢をみるように」が心に残った。
読了日:9月3日 著者:辻村 深月
人生は廻る輪のように (角川文庫)人生は廻る輪のように (角川文庫)感想
精神科医ターミナルケアのパイオニアであるキューブラーロスの自伝。死に瀕していても愛を求めていない人は一人もいなかったという話に胸を打たれた。神秘体験の話はよく理解できなかったけれど、自分の思いに誠実で行動力のある人だと感じました。
読了日:9月3日 著者:エリザベス キューブラー・ロス
フロン―結婚生活・19の絶対法則フロン―結婚生活・19の絶対法則感想
10年以上前の本だけれど、女性と男性の考え方や感情の違いについて、そして、対処法までも、現実的に冷徹に言語化していて、もっとたくさんの人に読んで欲しいと思った。女性向け、と著者は言っているけれど、男性にもおススメ。
読了日:9月2日 著者:岡田 斗司夫
短篇コレクション Ⅱ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)短篇コレクション Ⅱ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)感想
ウェルベックの短編を読みたくて貸出。資本主義の繁栄のその先に生きるのって、こんなにもツライことなんだとアジアの将来を考えたりした。
読了日:9月2日 著者:A・グリーン G・ランペドゥーサ他

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