2012年8月6日 - 2012年8月12日の読書メーター

読んだ本の数:2冊
読んだページ数:436ページ

■<ほんとうの自分>のつくり方 (講談社現代新書)

<ほんとうの自分>のつくり方 (講談社現代新書)<ほんとうの自分>のつくり方 (講談社現代新書)
榎本 博明

講談社 2002-01-18
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「自分とは何か」というアイデンティティを巡る問いは死ぬまで続いていくらしいです。 この本は、「自分は何か」という問いの仕方を一歩進めて、「自分はどのような物語を生きているのか」という自己物語の視点から自分という存在を眺めてみようという趣旨で書かれている。新鮮だったのは、「聞き手としてふさわしい相手を選ぶ」必要性について書かれていた点。語ることで自由になっていく感覚は理解できていたけれど、確かに、聞き手によって、語り方も変わるし、聞き手の視点も変わるもの。語りあえる友達を持つのは大切。
読了日:08月10日 著者:榎本 博明
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21185818

人間失格 (集英社文庫)

人間失格 (集英社文庫)人間失格 (集英社文庫)
太宰 治

集英社 1990-11-20
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名作なのに、未だに読んだことないってどうなんだろう?と思い、店頭で購入し読了。物事を突き詰めて考えてしまう、必要以上にギリギリのところまで自己批判してしまう姿が思春期の自分に重なって読めた。他人と共生していくには、ある程度「演技する」必要があるという当たり前のことを深く考える機会になった。傑作。
読了日:08月07日 著者:太宰 治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21170981


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