2012年1月の読書メーター

1月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4906ページ
ナイス数:3ナイス

村上春樹全作品 1990~2000 第7巻 約束された場所で 村上春樹、河合隼雄に会いにいく村上春樹全作品 1990~2000 第7巻 約束された場所で 村上春樹、河合隼雄に会いにいく
オウム真理教の信者だった人たちのインタビュー集。 みんな真面目で普通の人で少し拍子抜けしました。逆に言えば、些細なきっかけさえあったら、誰でも信者になってもおかしくはなかったんだろうな、と思ったりも。
読了日:01月31日 著者:村上 春樹
選択の科学選択の科学
そのひとがどんな「物語」を持っているかで、選択についての認識が異なる。結局は、その人の持つ「信念」が「自己決定感」を決めている、とのこと。
読了日:01月30日 著者:シーナ・アイエンガー
迷走する若者のアイデンティティ―フリーター、パラサイト・シングル、ニート、ひきこもり (シリーズこころとからだの処方箋)迷走する若者のアイデンティティ―フリーター、パラサイト・シングル、ニート、ひきこもり (シリーズこころとからだの処方箋)
若者のアイデンティティのありかたについて、社会学や経済学ではなくて「心理学」からアプローチしている本。少し古いし、固めの本だけれど、おススメ。 内容は、キャリア教育の心理主義化の弊害、若者全体にある「さまよえる」感覚を把握すること、り両親や親族の考えをそのまま取り入れることの弊害(アイデンティティ地位の早期完了型)、社会に合わせようとするが故に社会と合わせられなくなっている存在としての「ひきこもり」など。
読了日:01月29日 著者:
青少年のこころの闇―情報社会の落とし穴 (シリーズ こころとからだの処方箋)青少年のこころの闇―情報社会の落とし穴 (シリーズ こころとからだの処方箋)
精神科医による著書。 知り合いの経験だとか自分の経験だとか、ニュースで過去に知った事件だとか。いろいろな出来事を思い出しながら読みました。 所々著者との考え方の違いやジャネレーションギャップを感じたりもしたけれど、概ね共感できるし同意できる内容でした。現代は、自分というものを連続した存在だと捉えずらいんだよなぁ、やはり。
読了日:01月27日 著者:町沢 静夫
モムチャンダイエット プレミアム (DVD付き)モムチャンダイエット プレミアム (DVD付き)
本当に美しい。ダヨンさんの写真だけで、やる気倍増です。 水を飲む、タンパク質を取る、運動を取り入れるなど、普通のことが普通に書かれているだけだけれど、この「普通のこと」を「実行」できる人は1%しかいないんですよね。。継続は力なり。
読了日:01月27日 著者:チョン・ダヨン
最後の家族最後の家族
昨夜、夜通し読んでしまいました。 ひきこもり、不倫、リストラ、DV。すごく身に迫ってくる話でした。 息子が弁護士になりたいと言ったときの、相手の弁護士さんの反応。 ああいう反応ができる大人になりたいものです。
読了日:01月24日 著者:村上 龍
日本人とアイデンティティ―心理療法家の着想 (講談社プラスアルファ文庫)日本人とアイデンティティ―心理療法家の着想 (講談社プラスアルファ文庫)
自我のあり方が、西洋人の「個」としての自我と異なり、日本人は自他との相互的関連のなかに存在し、個として確立されたものではない(p5)ことから始まり、若者文化の背後にある種の宗教性が存在していること、母なるものの恐ろしい面と投影のメカニズム、子供の力を正面から受け止める必要性、母親を教育するという意味での子供の非行、命令に反抗する力は全くない日本人男性、日本で企業に勤めるとは他人の顔色を伺って生きているからできること、他人に投影されるコンプレックス、縁と向き合うことこそ自立である、など。
読了日:01月21日 著者:河合 隼雄
ライフ・レッスン (角川文庫)ライフ・レッスン (角川文庫)
ターミナルケア(終末期医療)のパイオニアによる「生きる」ためのレッスン。 とても実になる読書時間が持てました。 「ほんとうの自分にとっていいもの、人の気分をよくするもの、誇りに思えるもの、長続きするものを選ぶことね。そうすれば、あなたは愛と人生と幸福を選んだことになる。とても単純なの。」(p355)
読了日:01月20日 著者:エリザベス・キューブラー・ロス,デヴィッド・ケスラー
SQ “かかわり”の知能指数SQ “かかわり”の知能指数
いわゆる人間関係の「縁」について述べた本。社会学の入門書としても読めます。 SQ=かかわりの知能指数、のこと。 SQが高い人は幸福な人であることがわかっているという。 4つのポイントは、①他者への貢献、②広範囲で協力、③モノより心、④次世代志向。 できる範囲での手助けが幸せの秘訣とのこと。 これからは、コーディネート力のある人、グルーバルに考え、ローカルに行動できる人が求められる、とのこと。
読了日:01月18日 著者:鈴木 謙介
現代日本文化論 (8) 欲望と消費現代日本文化論 (8) 欲望と消費
バブル時代のことを学ぶために読んでみた本。 現代における「欲望」とは、消費に対する欲望と定義できるようになった(p2)とのこと。 欲望があるから市場が発生するのではなく、市場によって価値を与えられるからこそ欲望が発生するという転倒が起きている。 「経済のあり方が恋愛や結婚のシステムを規定している」(p53)とのこと。たとえば、戦時中は「戦争を勝利に導く兵力と労働力の確保のための仕組みが終身結婚制だったのである」(p56)。必要なのは、自分自身でライフスタイルの選択権を取り戻すこと。
読了日:01月17日 著者:
〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法
認知療法の本。わかりやすい例がたくさん使われていて実用的な内容でした。 結局は、自分自身との良好な関係を築くことがポイントとのこと。 すべては絶対的ではなく「現在進行形」で変化していると考えること。「価値」を求めるよりも、日常生活での満足や喜び、人とのつながりを求めること。
読了日:01月13日 著者:デビッド・D.バーンズ,山岡 功一,夏苅 郁子,David D. Burns,佐藤 美奈子,林 建郎
上機嫌の作法 (角川oneテーマ21)上機嫌の作法 (角川oneテーマ21)
円滑なコミュニケーションのための手段として、「上機嫌」な状態を自分の技にすることを提唱している本。無意味な不機嫌さ、無意味なシャイさが成長を妨げているとのこと。 「不機嫌が許されるのは赤ん坊か天才だけ」は名言集入り。 4つの身体的基本原則。①目を見る、②微笑む、③頷く、④相槌を打つ。 上手に疲れる必要性。「上機嫌とは自分を上手に適正量疲れさせることでもあります。上手に疲れれば不機嫌は解消することができます。」(p107)
読了日:01月10日 著者:斎藤 孝
サラブレッド・コンプレックスサラブレッド・コンプレックス
心療内科医の著者がわかりやすく格差に負けない心について語ってくれている本。 わかりやすくて好感がもてる内容でした。
読了日:01月06日 著者:海原 純子
僕は君たちに武器を配りたい僕は君たちに武器を配りたい
常識的なことが平易に書かれていて、頭の中をまとめるのにちょうどよい本でした。
読了日:01月06日 著者:瀧本 哲史
こころの処方箋 (新潮文庫)こころの処方箋 (新潮文庫)
読了日:01月05日 著者:河合 隼雄

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