『文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」!』湯山 玲子 (著)

文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」! ~

文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」! ~

外は大雨。明日の天気はどうなることだろうと頭の片隅で考えつつ、『文化系女子という生き方』読了。

クリエイティブで人並み外れた教養を持つ湯山玲子さんの最新刊だけあって、鋭い指摘が満載で、とても楽しく読めました。

「恋愛」から「文化系」へと、女性の意識と欲望のあり方が変化したという切り口で考察されています。とてもおススメ。湯山さんならではの文化系女子の類型化も面白かった。

「わたしはマイルドヤンキーとは関われないタイプなんだな。。」ってこともわかったし、「20代の頃はドラッカー女子だったなあ。。」ってことも自覚できたし。「ビジネス書を読んでもその知見を会社が聞き入れることはまずない」とあり、思わずそうそうと膝を打ちました(笑)。

そういえば、20代の頃は、ビジネス書をたくさん読んでたんですよ、わたし。読書するという意味では今も読書はしているけれど、ビジネス書を読む割合はだいぶ減りました。今は10冊読んだとして、そのうちの1、2冊がビジネス書、という割合、残りは専門書や仕事の類のものと、小説や美術書など。

というのも、30代になってようやく「文化の豊かさ」がわかるようになったんからなんだろうと思う。20代の頃は、「経済合理性」を優先しすぎていたと反省している。それに視野も狭く短絡的だったと今では思う。。

経済合理性や利益概念だけを考えていたら零れ落ちるけれども、とても豊潤な文化というもの。人間を深く包み込んでくれるもの。そういった意味で、文化というものを今の私は大切に思ってる。

文化系女子と企業人としての両立は今度の課題」と本書にも書かれていたけれど、私にとっても課題の1つだと思っています。



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