2012年の読書メーター

2012年の読書メーター
読んだ本の数:115冊
読んだページ数:30711ページ
ナイス:383ナイス
感想・レビュー:106件
月間平均冊数:9.6冊
月間平均ページ:2559ページ

女という病女という病感想
13人の女たちが起こした事件を著者のうさぎさんが読み解いていく。どの事件も、「本当の自分」と「愛されること」に纏わる事件に思えた。少しだけ違う道を歩んでいたら、私もああなっていたかもしれないな。
読了日:12月22日 著者:中村 うさぎ
選択の科学選択の科学感想
再読。アメリカと日本の比較が興味深い。日本人である私は、もしかしたら自分が思っているよりも個人主義ではなく、集団主義的な考え方をしているかもしれない。
読了日:12月22日 著者:シーナ・アイエンガー
家族パラドクス―アディクション・家族問題・症状に隠された真実 (シリーズCura)家族パラドクス―アディクション・家族問題・症状に隠された真実 (シリーズCura)感想
摂食障害家庭内暴力、アルコール依存など嗜癖研究の第一人者である著者と相談者たちの対話集。再読してみて、手元に置いておきたいと思ったので購入予定。目からウロコが落ちる言葉がチラホラ。「人間関係についての記憶がみなさんの人格です」(p20)など。
読了日:12月22日 著者:斎藤 学
ゼミナール 現代経済入門ゼミナール 現代経済入門感想
新聞やニュースを見ていても知識が断片的であまり深く理解できていない気がしたので再読。新書4冊分の価格だけれど、それ以上の価値がある本。買って良かった。何ども繰り返し読んで自分の血肉としたい。
読了日:12月7日 著者:伊藤 元重
できる人の教え方できる人の教え方感想
20年以上のキャリアを持つプロ講師が教え方について指南してくれる本。講義中の時間の使い方が特に参考になった。多人数の前で話す時に役立つ。
読了日:11月30日 著者:安河内 哲也
プロカウンセラーの聞く技術プロカウンセラーの聞く技術感想
1日に8人から10人のクライアントの話を1時間ずつ聞くカウンセラーという仕事についてのとても深い洞察に満ちた本。「忘れる」ことの大切さがよくわかった。「いつまでも覚えているのは自分のコンプレックスにひっかかっている話」(p42)というのは確かに当てはまる。
読了日:11月30日 著者:東山 紘久
夢をかなえる人の手帳術夢をかなえる人の手帳術感想
再読。やはり私にはこの方法が一番しっくりくると再確認。ワークライフバランスを考慮に入れて、自分のリズムで時間を過ごしていくのを目的に、この本を参考に日々精進だなと思った。
読了日:11月10日 著者:藤沢 優月
やせる! (光文社新書)やせる! (光文社新書)感想
非常によくまとまっているダイエットに関するレビュー本。ダイエットにまつわる非科学的な言説は多いので、実行に際して迷う人たちが多いと思うけれど、迷ったら、とりあえずこの本を読んでみるといいと思った。おススメの調理用具も秀逸。何ども繰り返し読みたい本。
読了日:11月10日 著者:勝間 和代
「本当にいい会社」が一目でわかる有価証券報告書の読み方 ― 決算書だけではわからない「儲かる仕組み」はココを見る!「本当にいい会社」が一目でわかる有価証券報告書の読み方 ― 決算書だけではわからない「儲かる仕組み」はココを見る!感想
ストーリー形式で有価証券報告書の読み方を教えてくれる本。初級者用なので、もう1歩踏み込んだ内容の次回作を期待。名著。
読了日:11月8日 著者:秦 美佐子
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉感想
連続スペシャリストを目指しつつ、人と有機的に上手く繋がっていくことが必要という教え。ここ10年くらい様々な本で提唱されてきた未来の仕事論の集大成のような内容。
読了日:11月4日 著者:リンダ・グラットン
おひとりさまの「法律」おひとりさまの「法律」感想
いつか必要になるだろう法律知識がコンパクトにまとまっている。購入予定。
読了日:10月26日 著者:中澤 まゆみ,小西 輝子
オートフィクションオートフィクション
読了日:10月26日 著者:金原 ひとみ
何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)
読了日:10月25日 著者:中村 文則
女はかくもままならぬ女はかくもままならぬ感想
中村うさぎさんのエッセイ集。痛快で面白い。確かに「手に入らないものを夢見て悪あがきすることって苦しいけれど退屈しない」。「諦めて平穏無事」な人生が始まるのはいつになることだろう、自分。。
読了日:10月22日 著者:中村 うさぎ
早稲女、女、男早稲女、女、男感想
毎度ながら柚木さんの作品は非常に読みやすい。早稲田、青学、立教、慶應学習院、日本女子と、都心の大学生の恋愛や生活が軽快なテンポで描かれている。私は都心の大学でもこれらの大学出身ではないので、本当にこういうキャラの人が多いのかどうかは判断不可能だけれど、これから大学選びをする受験生におススメ、何かの参考になるかも。
読了日:10月18日 著者:柚木麻子
人はなぜ心を病むか―思春期外来の診察室から人はなぜ心を病むか―思春期外来の診察室から感想
精神科医である著者の臨床現場からの実感のこもった言葉がたくさん詰まっている本。30年前の本だけれど、今でも全然古くない。人の苦しみというのは30年ごときでは変わらないのがよくわかる。
読了日:10月18日 著者:吉田 脩二
三月の招待状 (集英社文庫)三月の招待状 (集英社文庫)感想
30代半ばの女性の大学時代の友人だちとの交流。離婚式。昔の恋人。結婚。仕事。いつもながら冷徹なまでの人間観察力を感じる作品。約10年前の大学時代を思い起こしながら読んだ。
読了日:10月18日 著者:角田 光代
嘆きの美女嘆きの美女感想
嘆きの美女というホームページで出会った美女たちと、そのページのアンチの耶居子の物語。柚木さんは女の子同士のあいだにある甘くて苦い雰囲気を描くのが本当に上手い。テレビドラマになりそうな予感。
読了日:10月17日 著者:柚木麻子
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学経済は感情で動く―― はじめての行動経済学感想
行動経済学の入門書。この手の本は、過去にだいぶ読んでいるけれど、他の類書と比べると読みやすいほうだと思う。ただ、途中まで面白く読めたけれど、例題が多すぎて疲れてしまった。。また再読する予定。
読了日:10月14日 著者:マッテオ モッテルリーニ
空中庭園 (文春文庫)空中庭園 (文春文庫)感想
郊外に暮らす家族の物語。ディスカバリーセンターという郊外型ショッピングモールの存在がすごくリアル。秘密は無しという表向きの家訓とは裏腹に、みんな各自の秘密を抱えている。こんな話を書けたらもう死んでもいいというくらいよく描けていると思った。極上の読書タイムでした。
読了日:10月14日 著者:角田 光代
幸せな結婚はパンケーキの匂いがする幸せな結婚はパンケーキの匂いがする感想
38歳にして美形の夫を得たフードライターの結婚生活と、亡くなった祖母の過去の恋と結婚生活の回想記が交互に綴られていく。結婚はゴールではなくスタートに過ぎない。翻訳もとても読みやすかった。
読了日:10月14日 著者:モラグ・プランティ
夢をかなえる勉強法夢をかなえる勉強法感想
メンタル面に比重を置いた本。私には真似できないと感じた。ただ、勉強を始めるときに、「合格体験記を書く」というのは実践しようと思えた。
読了日:10月7日 著者:伊藤 真
天才!  成功する人々の法則天才! 成功する人々の法則感想
非常に面白ろかった。こんなに面白いなら、もっと早くに読めば良かったと少し後悔しつつ、最後まで堪能しました。10000時間の法則に、文化の遺産が加われば成功に近づくという教え。
読了日:10月7日 著者:マルコム・グラッドウェル
アッシュベイビーアッシュベイビー感想
愛しているから殺して欲しい、という主人公の内面と行動の支離滅裂さ。獣姦や幼児虐待などディテールがどす黒いのと対照的に、主人公は「愛」を求めているという逆説。選択が自由であるぶん、その自由さに圧倒されてもがき苦しみ、何か(たとえば「愛」)に向かって自己を投げ出したくなる衝動。この日本のどこかにある話だと感じた。
読了日:10月6日 著者:金原 ひとみ
人を見る目がない人 (セオリーブックス)人を見る目がない人 (セオリーブックス)感想
タイトルを変えればもっとたくさんの人が手に取りそうな本。心理学の過去の研究成果がわかりやすく書かれている。
読了日:9月26日 著者:植木 理恵
結婚問題結婚問題感想
隠れた名著。もっとたくさんの人に読んで欲しい本。今の時代、結婚が幸せだと思える人ってなかなか貴重だし、むしろ苦労を背負い込むものだと思うけれど、やはり7割くらいの人がそう考えているということが統計で示されている。(といっても民間企業の統計なので母集団に問題あり。)「家族法人」という考え方が合理的で現実的で面白い。
読了日:9月25日 著者:深澤 真紀
図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!感想
再読。勉強法というよりは、やる気を出させてくれる言葉が満載で、読んでいて気分が高揚した。また時間が経ったら読み直す予定。
読了日:9月25日 著者:椋木 修三
サルビア給食室のきちんと朝ごはん (エイムック 1920)サルビア給食室のきちんと朝ごはん (エイムック 1920)感想
朝食のレシピ集。朝から麺を食べるという発想はなかった。ほうれん草のパンケーキなど新鮮なレシピ満載。
読了日:9月25日 著者:ワタナベ マキ
怖い絵3怖い絵3感想
1枚の絵につき10ページ程度の美しい文章で解説してくれている本。実際に見たことのある絵画にまつわる物語を知ることができて、見る前に読んでおけたらと少し後悔。このシリーズの文庫が出たので購入する予定。
読了日:9月19日 著者:中野 京子
ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書)ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書)感想
大学教授である著者のマッチコム体験記。と同時に、上質な現代アメリカ論でもあり、恋愛論にもなっている。当初は図書館で借りて読んだけれど、読んでみてすごく楽しかったので蔵書用に購入。最終章の「大人になるということ